泳いで沖縄本島1周 2日目 カフーリゾート下-ブセナテラス手前 16km

 よく寝た。疲労感なく、いい目覚めなのがありがたい。浜辺に座ってスマートフォンで海況予報と風の予報を見た。海況は問題なく、風は追い風だ。海図を見て、行程表で予定をみて、今日泳ぐルート、水深、目印になる建物などを頭に入れる。昨日買っておいた朝食を食べる。運動前なので、水分を野菜ジュース中心に多めに摂る。泳ぎだすとどんどん水分が必要になり、運動中には必要量を取りきれない。だから泳ぎだす前に予め多めに飲んでおくわけだ。それが済んだら朝食の空き袋などをまとめて、売店に処分を頼む。充電が出来たのを受け取る。テントを撤収し、防水バッグに押し込み、泳ぐ器材をつけたら出発だ。ここまで、急いでやっても1時間半くらいかかる。
 泳ぎ始めて1時間経った。程よい追い風で、リーフ際を楽に泳いでいた。水深10m前後で透明な水が気持ちいい。サンマリーナリゾート、リザンシーパークなど、大きなホテルの1kmくらい沖を泳いでいるんだが、リーフ際のサンゴはなかなか状態がいい。テーブル状のサンゴがびっしり海底を覆って、そこに住むスズメダイ類がにぎやかに泳ぎ回り、1m以上あるロウニンアジまでいた。大自然。

体の厚みがハンパなく、肩のあたり?も筋肉隆々で、すごい存在感だ。20㎏クラス。
 そうして調子よく進んでいたら、海が急に深くなってきた。不審に思いスマートフォンの海図を見直すと、進む予定のルートから外れている。もっと手前で岸の浅い方に寄って行く予定だったのだが、調子よく進み過ぎて、通り過ぎてしまっている。この先はしばらく底が見えない深い海だ。戻ろうかとも思ったが、逆風で向かい波の中を元のコースまで戻るのはかなり大変だ。しばらくどうしようか迷ったが、折り悪く風は強くなってきている。そうして怠け心が勝って、次の浅瀬まで深い海を突っ切ることにした。突っ切っている間は500m、時間にして10分だが、一番近い岸でも1km以上離れていて、海底もまったく見えない。昨日のサメの件があったので不安感が募り、ペースは乱れがちで落ち着きなく周囲の水を見回しながら浅瀬を目指す。物凄い孤立感だ。追い風が強かったので周囲は白波が寒々としていて、広い海にぽつりと浮かぶ僕は、いつ消えてもおかしくない波間のゴミみたいだ。
 技術的にはなんにも難しいことはなく、体調もよく、ハイハイと言って追い風に乗って泳いでいればいいだけだ。 だが、意外だったのだが、長い距離を泳ぐ時、穏やな浅瀬が広がる海ほど難しい。沖縄の海は、岸近くに水深の浅いリーフが広がっていて、その外側はガクッと水深が深くなって外海に繋がっている。浅瀬が狭ければ岸が近いからそれだけで安心感があるし、浅瀬が狭い海は、浅いところと深いところの境目がはっきりしていることが多いから、どこを泳ぐか迷うこともない。ところが、浅瀬が広い海は一見どこでも泳げる。そうして適当に泳いでいると、後戻りが難しいさっきのような状況に陥っている。
 体力的には普通だが、気分的には息も絶え絶えになりつつサンゴで一杯の浅瀬にたどり着き、その後はルートを外れないように注意しながら泳いだ。
 でも、その先はリーフがはっきりしていて進路に迷うところもない。有名な観光地の万座毛にさしかかり、観光客の皆さんの不審そうな視線を感じつつ、泳ぐ。この近くに2年くらい住んでいたことがあるので、勝手知ったる海という感じ。「ここらへんにイスズミが一杯いる岩があるんだよな」と思いつつ進んでいくと、ちゃんと見えてきた。イスズミも一杯いる。
 万座毛を越えると、万座ビーチホテルだ。ここのランチバイキングで昼食の予定。目星をつけていた隅っこの小さい浜に上陸して、荷物を岩陰に隠し、上をTシャツに着替えて、お金を持って、バイキングに行った。あらかじめ「水着で来ても外席ならOK」と確認してあったし、オープンエアーな感じの場所なので、それほど違和感はない。と思う。

ニコちゃんポテトとった。昨日食べた野菜が昼の沖縄そばのネギと夜のコンビニ弁当のポテトサラダひとかけだったので、野菜がおいしかった。肉もおいしかった。全部おいしかった。6回おかわりしてしまった。ごめんなさい。エビチリのエビだけ選ってとってしまった。ごめんなさい。
 お腹一杯になったが、泳ぐのに差支えはない。むしろ、水に浸かっていた方が楽かも。さっきの小さい浜から再び泳ぎだす。海況・風がよく順調に進み、瀬良垣漁港前で2mくらいのオグロメジロザメ?を見て(問題なし)、ダイヤモンドビーチのあたりでウミガメの巣のような感じになっている所を見た。アオウミガメ、一杯いるなあ。今日は何匹見ただろう。長く泳ぐと、普通のシュノーケリングとは違うものをいろいろ見れる。
 高級ホテルのブセナテラス手前、名嘉真集落の浜に上陸し、2日目を終える。

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